ホラー? 山神カルタの書いた小説『今晩どうでしょう』【イベント】
この投稿記事では、にじさんじ所属のVTuberである山神カルタが配信内で執筆した名作の全文を掲載しています。
目次
小説『今晩どうでしょう』の概要
小説の概要を説明しています
天宮こころからのお願いで、マインクラフト内の図書館に寄贈する本を書くことになった山神カルタ。
数々のタイトル候補から選んだタイトルは、水曜ではなく今晩どうでしょう。
分かる方には分かる、ある意味ホラーな山神カルタの名作小説の内容をぜひ閲覧ください!
著者である山神カルタによる執筆と音読を聞きたい方は下のYouTubeから視聴できます。
小説『今晩どうでしょう』の内容
小説の内容を掲載しています
今晩どうでしょう
たぶんこれは夢だったと思う
暗い部屋にふたつの呼吸が響いていて
旅館のような場所に、浴衣を着て布団に横になっていた。
私は徐に立ち上がり、何を思ったのか相手の浴衣の帯を掴んだ。
そしてそのまま、勢いよく外していく。
相手は急に帯を外されていることに驚いて、
「ぼかぁねえ!!!!!妻も子供もいるんですよォ!!!!!!!!」
そう叫んでいた。
そんな叫びも空しく、気付くと帯は全て外され、浴衣は、あられもなくはだけていた。
はだけた浴衣を見た私が、はっと我に返ったところで記憶が途切れていた。
ある日、テレビを見ていたら、どこか聞き覚えのある声がした。
その声は、テレビの中で、最近見た夢の話をしていた。
「ぼかぁ、この前ねぇ、なんかくら~~~い部屋で、急に浴衣の帯を外される夢を見たんですよぉ。
必死にぼくには妻と子供がいるって叫んでねぇ。
はっはっはっ、ありゃなんかリアルな夢だったなぁ。」
その声と、夢の内容を聞いた私は、震えていた。
もしや、もしかして―――
きみは、君の名は―――!!!!!!
「それでは本日のゲスト、oh泉洋さんでした~!
ありがとうございました~!」
※この本は、フィクションであり、実在の人物とは関係ありません。
~終了~