実話? ホロメンの書いた小説『みこにゅ~~む!』【イベント】

この投稿記事では、ホロライブ所属のVTuberが配信内で執筆した名作の全文を掲載しています。

小説の内容は配信内でホロライブタレントが執筆した本の内容を引用したものです。
当サイトの管理人によるオリジナルではありません。

目次

小説『みこにゅ~~む!』の概要
小説の概要を説明しています

ホロライブメンバーがマイクラのホロ鯖内で大流行した創作R18同人誌や小説で、即売会や朗読会といったイベントが企画され、ホロメンやリスナーの間で大きな反響を呼びました。

さくらみこを題材にした同人誌で、どこか聞いたことがあるよな内容に傑作との声も上がる、ぬんぬんが執筆した傑作同人誌。

さくらみこによる音読を見たい方は下のYouTubeから視聴できます。

小説『みこにゅ~~む!』の内容
小説の内容を掲載しています

みこにゅ~~む!

「いくぞー!え?あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」

その日、みこは全てを失ってしまった。

「う、うぅ。なんで!?なんでよー!!!
うわぁああん」

それはダイヤを賭けた勝負だった。

すでに集めていた分は家の棚にしまっておいたので幸いだったが、
それ以外のほとんどを失ってしまった。

あまりの悲しみに涙が止まらない。

星が瞬く夜空も、
心なしか泣いているようだった。

ふと気がつくと後ろに人の気配がする。

みこを包み込む力強くも優しい抱擁に胸が締め付けられた気がした。

『またやったの?』

「うるさい、でゃまれ!」

それは八つ当たりだった。

「こんなはずじゃなかったのに!」

『知ってるよ。
でも大丈夫。
また取りに行けばいいじゃん』

ニコッと笑って顔をよせてくる。
なんだか甘い香りがした。

いつもはからかってくるのに。ドキッ。

(なに?この感覚)

『冒険する楽しみが増えたでしょ』

「あっ...」

耳元で囁かれる声が
優しい。

ほんのりと桜色に染まった頬。それに負けない鮮やかなピンクの髪を撫でられて心が落ち着いていく。

「まあ、そうだね。
...ありがと」

テレくさいけど、しっかりと言葉を交わした。

みこは
もう泣いてなかった。

『...それじゃ、またね
ふふ』

月明かりに消える君の姿を
ぼーっと見つめる。

でもなぜだろう。

気になる。
あのニヤッとした笑みが。

「ま、まさか...」

あわてて駆けこんで家の棚を開いて気付いてしまったのだ。

ない。

みこの集めていた

ダイヤが

ひとつも。

「あ!?
ああああああ!!」

気付いたときには
もう遅い。

「うううう!!
そんなぁああああ!!」

「また、負けたにぇ」

夜空にみこの声だけが静かに響き渡ったのだった。

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『今日も楽しかったな』

『ねえ、次は何して
遊ぼっか』

みこと君の
物語は始まったばかり。

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「どうしよう・・・。
胸が苦しい。
これって」

二人が洞窟に閉じ込められてなにかが変わる。

(今日はダメ)

そこから先はまた次の話。
だからね♪

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